賃貸の契約更新は無職でも問題ありませんか

結論から言えば、無職であっても更新は可能です。
契約書に契約時からの変更を報告する旨の記載があれば報告する必要があるでしょう。

なければ特別報告する必要はないのではないでしょうか。

まず普通賃貸借の場合、入居者が家賃を滞納している場合を除けば、
無職であることを理由に大家さんが更新拒絶をすることは認められません。

大家さんから更新拒絶をする為には入居者との信頼関係が崩壊している必要がありますが、
単に無職というだけでは信頼が崩壊しているとはいいきれないのです。

家賃を滞納しているなどの事情があれば別ですが、大家さんからの更新拒絶は非常に難しいのです。

従って申告してもしなくても入居者は退去する必要はありません。
（無職だと大家さんの心証が悪くなるかもしれませんが。）

結果はすでに決まっている為、あとは契約書に申告する旨の記載があれば安心して申告し、
なければ入居者の良心に従って判断するといったところでしょうか。

参考までにこれが定期借家契約の場合であれば事情は違います。

定期借家契約の場合更新という概念がないので質問の主旨と少しずれてしまいますが、
結果として引き続き住めるかどうかという点で差がでてきます。

定期借家契約の場合更新でなく再契約という形になる為、
新規契約と同じような書類を作成する必要があります。

当然新規契約と同等なので職業についても記載する必要があり、
そこで無職だと申告すれば、契約を断られる可能性がでてくるのです。

最終的にはそれを見た大家さんに判断を仰ぐことになるため
場合によっては無職を理由に断られる可能性も十分ありえます。

まず、退職の報告は行うべきでしょう。

また、今まできちんと、滞り無く家賃を支払われて来たのなら、
更新に関しては心配要りません。

貸主も求職中か否かより、信用出来るか否かを重んじられますので、
今まで貸主と良好な関係を構築されて来たのなら、心配は無用です。