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このコーナーは賃貸生活全般のテーマに対し不動産屋さんが講師となりいろいろな参考意見を聞かせてくれるところじゃ!地域や慣習、不動産屋さんの立場によっても考えが違うと思うが、様々な意見を聞いて賃貸生活の勉強してみよう!

 


賃貸物件の寿命はいつまでなのでしょうか。

私は築50年ほどの物件に住んでいます。リフォームを何度かした物件なので見た目上はあまり古さは感じません。 しかし、やはり古い物件ですと心配な面もいくつかあります。今住んでいる物件がまだ大丈夫なのか気になります。 簡単に調べる方法などはあるのでしょうか。

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はっきり言うと、簡単に調べる方法は有りません。
耐震性能や躯体そのものの寿命などは、専門的に細かく調べないと、正しくは評価出来ません。

ただし、古いからと言って一概に心配な建物とは言えず、しっかりしたつくりであれば、今の建築物より丈夫な物も数多くあります。
また、どうしても心配なら、新しい建物へ気軽に移れるのも、賃貸の利点と言えますので検討してはいかがでしょうか?

 答えていただいたのは・・・
株式会社エリッツ
京都市下京区綾小路通烏丸西入ル童侍者町169 四条烏丸松永ビル1F
TEL 075-344-3031 / FAX.075-352-0333
 
京都・滋賀・大阪方面で賃貸物件をお探しならエリッツにお任せ下さい。
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建物の寿命については正確な年数は公表されておらず、 耐用年数や取り壊されるまでの年数が参考にされることが多いようです。
法定耐用年数は木造家屋で22年、鉄骨造は鉄骨の肉厚により19〜34年、鉄筋コンクリート造で47年と言われています。
また、建物は平均すると約40年で取り壊されているそうです。
また、今住んでいる物件が大丈夫なのかを調べる方法としては、建設時期、建物の維持管理状況、立地、この3点を調べる方法をご紹介ご紹介致します。
具体的には、どの時点での建築基準に基づき建設され、定期的に修繕されているか、立地(地盤)はしっかりしているかを調べて安全性を確認するという方法です。
ポイントとなる部分を以下に記載致しますので、参考にして下さい。

【建設時期】
どの時点での建築基準に基づき建設された建物なのかを知ることにより、建物の耐震性能の高さが確認出来ます。
宮城県沖地震や阪神大震災の影響から建築基準が大幅に見直されて耐震性能が向上しています。ですから、1982年以降に建てられた建物かどうかが安全性を判断するひとつの基準となります。
また、2001年以降に建てられた建物はさらに耐震性能が向上しているということが出来ます。
※ 1982年以前に建てられた物件であってもその後耐震補強工事を行っていれば、新耐震基準同様の耐震性能があるので、ひとまず安心と言えます。

【維持管理(メンテナンス)の状況】
建物の維持管理状況を知ることにより、建物自体、設備などの状況が確認出来ます。
維持管理の良し悪しにより建物の寿命は変わります。
修繕計画に基づいて定期的に大規模修繕が行われているかどうかが判断するひとつの基準となります。
「なんだか汚いな?」という印象を持つようであれば、管理に問題があるかもしれません。管理組合の総会議事録、修繕履歴などを確認してみることもお勧めします。

【立地】
土地の高さや地盤の強さなどを知ることにより、災害の影響の受け易さが確認出来ます。
建物がどんなに立派でも、地盤によって危険な物件もあります。築年数に限らず立地には注目すべきです。
軟弱地盤であれば地盤改良を行っているのか、支持地盤までしっかり杭を打ち込むなど対策をとっているのかを確認して下さい。
最近では、地盤調査の結果は、インターネット上でも多く公開されています。

 答えていただいたのは・・・

ハウスコム株式会社
東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー5F
TEL 03-6717-6900 / FAX. 03-6717-6901
 
「お客様の声」を大切にして創業から10年を迎えました。
1人1人の声を大切にして新生活の応援をしてまいります。

       

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