ルームシェアに関するトラブルとは、同居人が連帯して貸主側と契約を結んでいるのか、そして同居人どうしが書面で契約を結んで入居しているのか、が大きなポイントとなります。
今回のご質問はその部分の情報がわからないため、契約違反かどうかの解答は出来ませんが、おっしゃりたいことは非常に分かります。確かにルームシェアとはトラブルも多く、解決しないことが多いです。解決方法としては、第三者に間に入って貰い話し合う、裁判をする、裁判とまでいかなくとも裁判官立会いの調停を行う、などの解決方法が考えられます。しかし、想定される費用や労力を考えるとどちらかが譲歩し諦めるという結果も有り得ます。
ですから、今後の教訓としてこの経験を活かすならば、ルームシェアをする時は、その部屋にどのくらいの期間住み、途中で一方が解約したいと申し出た場合には、いつまでに申し出なければならないのか、家賃はどのようにするのかをしっかり契約書で交わすべきなのです。
それだけ親族以外の人と同居することは難しく、トラブルにつながることが多いようです。
最後に参考事項として、ルームシェアの契約についてお伝え致します。
ルームシェアをする場合、貸主側との契約は二通り考えられます。
一点目は、ルームシェアをする同居人のどちらかが代表になり契約主となる。保証人が必要な場合は、当然ですが契約主の保証人を立てる必要があります。二点目は、同居人が連帯して契約をする方法で、こちらが一般的とされています。保証人が必要な場合は、同居人それぞれの保証人が必要であり、途中で一人でも抜けたら解約となり、再契約を結ばなければ、住み続けることが出来ない内容となっています。
どちらにしても同居人が退去し、家賃を支払うことが出来なければ自身もその部屋から出て行かざるを得ない結果になってしまうのです。
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