一方的に解約通知書が・・・ | 賃貸生活の語り場

『何かの間違いかと思い、不動産屋に電話をしたところ、
「2階の住人に出て行ってはもらえない。生活音で苦情を言うようなら、
今後他の人が入居しても同じことの繰り返しになるので、あなたが出て行った方がいい」
と言われました。(言い方はもっと馬鹿にした感じ）』

　私は不動産業者をバカにしていると一部の不動産業者から苦情を言われていますが、このような実態の業者を見る限り、ホントに出来の良くないと言うよりも愚かな業者はこれでもかというくらいいるようですね。
　何の因果であなたに出て行けというのでしょう。一方的な解約願いに拘束力は皆無です。

　ただ、２階の実情についての改善は難しいかもしれません。他の入居者はどうなのでしょう。
　歩く音やテレビの音などの通常生活騒音はどうしようもないのですが、楽器やスレレオ等の人為的な騒音はきちんとさせる必要があります。あなたに良好な物件を提供するという信義則上の義務は大家にはあります。上階の人には迷惑行為禁止特約等に基づき、上階の人との契約を解除するように努めるのが良心的な業者でしょうが、愚かなバカ者もいますからね。
　上階の人と交渉するよりもあなたを何とかした方が良いというその場しのぎの解決策を選択したのでしょう。ホントに愚かな業者だと思いますね。

　あなたから契約解除するつもりがないのであれば、無視して構いません。
　相手方から出ていって下さいと頭を下げるのであれば、それ相応の立ち退き料は当然の話です。相手があなたにお願いしているのですから応じるかはあなた次第。
　上階の騒音を防止若しくは阻止するためには、上階の住人と大家が賃貸借契約上の債務不履行（迷惑行為禁止特約違反）を問い、何とかすべき問題ですが、愚かな業者だったら、何の方途も持たないのでしょう。
　あなたが上階の住人と交渉するか、連帯して他の入居者とも交渉するかです。
　後は現実的ではありませんが、良好な物件を提供するという大家の信義則上の債務不履行を問うことも可能ですが、法的な論旨の組み立ても必要ですので、これは弁護士さんに相談と言うことになろうかと思います。
　とにかく出ていく必要はありません。よしんば出ていくのであれば大家側の都合と言うことになりますので、当たり前の立ち退き料は当然のお話です。

大変丁寧に回答していただいて、有難うございます。
とても気持ちが楽になりました。

両親とも相談したところ、最近ではこういったトラブルが原因で
事件が起きているため、すぐに引越すことを勧められました。

確かに、今後2階の方がどのような行動を起こすか分かりませんし、
その状態で１年過ごすのも不安です。
別の不動産屋へ行き、引っ越すことにしました。

明日立退き金について父親が電話で話し合うのですが、
契約書に「第16条(建物の明け渡し)
乙は建物の明け渡しに際し、立退料その他何等の請求をしないものとする。」
と書かれているのですが、今回のケースでは意味を成さないと考えても大丈夫でしょうか。

『両親とも相談したところ、最近ではこういったトラブルが原因で
事件が起きているため、すぐに引越すことを勧められました』

　いいですか。楽器の音楽など生活音ではありません。
　生活音をとやかく言えないというのは、その業者が本当にクソがつくくらい愚かな主張をしているのです。２階の居住者の迷惑行為禁止特約違反、ないし用法用途違反を問われるべき問題なのですよ。要は大家が２階の住人と話を付ける問題なのです。
　それを２階の居住者ときちんと交渉するよりも、おとなしいあなたに何とか出ていってもらおうと言うのが、その愚かなどうしようもない業者のたくらみなのです。
　ご両親の言い分ですと、あなたの自己都合により退去ともとらえられかねません。
　愚かな賃貸業者にいいようにされて黙って引き下がるのは悔しくはありませんか。

　あなたに非はないと考えます。
　居座って、とにかく平穏な居住環境ではないと主張し、交渉すべきです。
　楽器やステレオの音が生活音だから受忍しろなどというのは、本当に稚拙で愚かな賃貸業者のいいそうなことです。バカとしかいいようがありませんが、そのようなバカでどうしようもない業者は巷にあふれています。

　黙って、仕方ないかとご両親の主張をされるのであれば、立ち退き料は諦めて下さい。あくまでも賃貸人の自己都合を認めてあげるから、立ち退き料をよこせとの主張をすべきです。あなたの相手方の賃貸業者は本当に稚拙な輩だと思います。泣きたくなければ堂々と戦って下さい。いいですか。これはあくまでも参考意見、決めるのはあなたです。