あや さん
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作成日:2005年09月13日
以前より皆様にご相談に乗って頂いておりましたので、その後の事です。
宅建協会の本部で「全額返金」という風に言って頂いていたのですが、その後、支部への申し送りということで行ってきました。
結果は「契約金を支払った以上、契約はきちんとされている。よって、本来は返金はまったくされなくて当然だ」という事になってしまいました。支部の担当の方と不動産業者社長が顔見知りらしく、「今まで問題を起こした事のないところだし、社長はいい人だから」と一蹴されてしまった状況です。
なんとか「かわいそうだから」という事(?)で、不動産業者から仲介手数料の半額+大家から礼金半額(今後、交渉するので戻せるかどうかはわからないと言っていますが)のみ返金する方向で…と、ムリヤリ納得させられてしまいました。
説明では、
・不動産営業が事実と違った事を説明した点は、普通の事なので問題なし。むしろ、それを信じて欠陥について見抜けなかった賃借人側に問題があるし、リフォームをしているという説明だったのにしていなかったのは、賃料が安いから当たり前の事でもある。
・一旦全額を支払っている以上、住めない程でない限りは単なるクレーマーである。
・その後に発覚した説明との不一致は、よくある事なので仕方がない。
・消費者契約法等の法律的な事は、裁判したとしてもそんなものは通用しない。裁判なんてするだけムダだし、そんな事で返金される筈がない。
・主任者証の不提示は、通常の事なので問題ではない。そもそも今までそんな事で苦情は来ていない。
・手付け金の順序やその他の件も、この地域では普通の処理である。
・そもそも、多少強引な営業方法で契約させるのは当たり前であるから、お金を払う方が悪い。
・いい勉強ができたと思えば安いのではないか?不動産業者から見ると非常に迷惑な話だ。
保険についても、「共済で掛け捨てだから、たとえ1日しか入っていなくても返還される質の金銭ではないから、証書をもらっていなくても返金要求などできない」の説明のみでした。ほぼ、以前相談した司法書士の方と同じ(それよりもっと不動産業者側)回答です。
やはり、宅建協会と言っても支部へ行くに従って、横の繋がりで処理されてしまうようです。特に田舎に行けば行くほど、賃借人の立場より不動産業者と大家の立場が強いという慣習を優先させられるようで…。早く東京ルールの様なものが全国に浸透して欲しい限りです。