騒音がひどくて、管理会社不手際もあり退去 | 賃貸生活の語り場

　騒音の件に関しては，お気の毒ですがどうしようもないと思います。
　ボイラーの音というのがよくわかりませんが，風呂を沸かすガスの音等の類であれば，いわゆるひとつの生活音ですし，ましてや人の声などどうしようもありません。
　個人差というのもあります。もちろん近隣の住民がそろいもそろって不快に感じているのであれば，ある程度のアクションをその住人に行うのは管理会社の責めとする考え方もありますが，決定打たり得ません。要するにカラオケだのピアノの音等の人為的騒音でないかぎり，どうすることもできないのが実情です。

　その上で，
『契約時に敷金１月分（２年以上住まなければ返却できない）
を支払っているほか、』

　賃貸物件を借りるのはいわゆるサラリーマン（給与所得者）が多数を占めるでしょう。会社勤めならば転勤も必至です。２年のサイクルで異動というのは一般的ではありません。
　少額訴訟等で争われた場合，例えば退去通告２月前等という契約条項は否定されています。２月も前に異動が内示されることも一般的ではありません。
　類推解釈するに，あなたが司法的に争った場合，２年間の居住を条件とする敷金返還制限特約は，消費者契約法に照らし無効とされる公算が強いですね。

『わずか１月分にもかかわらず，清掃料・消臭料（契約書には記載されている）を当然のように請求
されております。』

　これも同様です。賃貸物件を退去する際に，賃借人は原状回復義務がありますが，これは入居時の状況に戻すことなどではなく，ましてや入居したときよりもきれいにする義務など皆目ありません。
　入居期間中に当たり前に古くなったり汚れたしますから，それはそのままでよいのです。すなわちあなたは入居期間中（１月分）当たり前に汚れたり，古くなった部分に関し，あなたの費用で回復する義務などありません。
　よく，契約書にあるから仕方ないという説もありますが，殊，居住用物件の賃貸借契約書（特に宅建業者が作成する定型のモノ）など，いくらでもツッコミどころがあるのです。
　本件のような一定賃借人の義務を加重（民法賃貸借，借地借家法に照らし）するような特約は，相手方の殊更の説明とあなたの納得という事実がない限り，消費者契約法の本旨から，司法的には否定されるのが一般的ですね。

　退去してしまったのなら仕方ありません。相手は敷金から相殺してくるでしょうから，納得できなければ最寄りの簡易裁判所で少額訴訟の手続き等について説明を受けて下さい。多くの素人さんが行い，支払う必要のなかった敷金を取り戻しています。裁判ですから絶対にはありませんが，このまま管理会社の言い分で押し切られるよりは，絶対にマシな結果が期待できましょう。私の経験則からそう申し上げておきます。
　最寄りの司法書士さんでも相談に乗ってくれます。簡裁の代理権を持っている気鋭の司法書士さんなら，喜んで引き受けてくれるでしょう。参考にして下さい。
　

書き込みありがとうございました。

沈んでいた心が明るくなりました。

騒音や管理会社の不手際ではなく。
あくまでも、「敷金」と「清掃料」の問題と割り切った方が
よいようですね。

勇気がでました。