【竿燈祭りに行って来ました】2010/09/10

毎年8月3日〜6日に秋田市内で行われるお祭りなんですが、
重要無形民族文化財に指定されている祭りで、
青森ねぶた祭り、仙台の七夕まつりと並ぶ、東北三大祭りの一つです。
東北地方で行われる「眠り流し」(※1)の行事。
親竹に横竹を数本取り付け、各々に提灯を吊り下げた物を若者が肩や
額、腰などで支えて練り歩きます。
この竿燈全体を稲穂に、連なる提灯を米俵に見立て、
豊穣を祈る祭りでもあるようです。
また、除災、技芸上達を願い旧暦の
7月7日にあわせて行われる七夕行事とともに、
旧暦の7月15日のお盆を向かえ入れるための
一連の行事として現在の形となってきたようですが、
竿燈祭りとしての原型は宝暦年間にあったともいわれてます。
最大の「大若」といわれる竿燈は、
重さ50kg提灯の数は46個にもなり、
大人でも、長年の技なくしては支えることは難しいようです。
竿燈の明かりは電球ではなくすべて火をともしたロウソクで、
強風であおられたり、演技失敗により倒れるなどして、
消えたり、ごく稀に燃え上がる事もあるようですが、
観覧席付近は倒れても被害が出ないようロープを張るなどしていて、
安全は確保されているようでした。
2000年までは8月4日〜7日の日程で開催されていたようですが、
他の祭りと日程が重なる為、現在の日程に変更されたようです。
伝統芸能にに裏打ちされた、光の祭り、是非来年行ってみてはいかがでしょう。
宿の手配や、交通事情を考えると、計画は、早めのほうがよさそうですよ。
※1 祓えの形代を流して夏の睡魔を祓う行事。
東北地方で盛んですが、
七夕流しの行事として各地で行われることも多いようです。
おねんぶり、おねぶり流し。ねぶと流し。ねむった流し。
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